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増田工業のよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

 

熊本県熊本市を拠点に防水工事を行っている

増田工業、更新担当の富山です。

 

 

防水工事と“環境”の関係──知られざる現場の努力とこれからの課題

 

 

今回は、防水工事が関係する“環境問題”についてのお話です。

「防水工事って、屋上とかベランダをきれいに塗る作業でしょ?それが環境とどう関係あるの?」と思うかもしれません。でも実は、防水工事も自然や街の空気、水、人との関係と深くつながっているんです。


☔ 防水材と環境への影響

 

まず注目されるのが、防水工事に使われる「材料」。

代表的なものには、ウレタン防水、FRP防水、アスファルト防水、シート防水などがありますが、その中には溶剤系(油性)のものも多く含まれています。これらの材料は、施工時に揮発性有機化合物(VOC)を発生させ、大気汚染や健康への影響が懸念されることもあるんです。

🧪 例えばこんな課題

  • ウレタン系塗膜防水の一部にはシンナーなどの有機溶剤が含まれ、施工時に強い臭気を発する

  • FRP防水の施工では樹脂の硬化剤による化学反応で刺激臭や粉塵が発生する

  • 洗浄水や廃液の処理を誤ると、排水や土壌への影響も


🌎 現場での環境配慮はどうしてるの?

 

現場では、こうした影響をできるだけ減らすために、職人さんたちはいろんな工夫をしています。

✅ たとえば…

  • 低VOC、無溶剤タイプの防水材を使用する

  • 飛散防止のため、風の強い日の施工を避ける

  • 使用後の器具洗浄水は回収して専門業者に処理を依頼

  • においの強い作業前には、近隣住民にあいさつや説明をする

 

「ただ塗るだけ」ではなく、“人にも環境にもやさしい現場”をつくる努力が今どんどん求められているんです。


🏢 建物だけじゃない!都市環境を守る防水

 

防水工事は、建物を守るだけではなく、都市全体の環境保全にも貢献しています。

たとえば…

  • 雨水の侵入を防ぐことで、カビや湿気の発生を抑え、室内の空気環境を清潔に保つ

  • 適切な防水で建物の寿命を延ばし、資材や建て替えによる廃棄物を減らす

  • 遮熱防水などの断熱性能向上によって、空調エネルギーの節約にもつながる

 

こうした地味だけど確実なエコ活動が、防水工事の現場で日々行われているんです。


✨まとめ:防水工事も、しっかり「環境の一部」

 

「防水工事=環境に悪い」ではなく、「どうすれば環境にも配慮した防水工事ができるか」が、これからの時代の大切なテーマです。

材料の選び方、作業の仕方、ご近所への気配りまで──
それら全部が、“未来にやさしい現場づくり”につながっています。

次回は、防水工事のこれからの未来像について、もう少し掘り下げてお話していきます!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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熊本県熊本市を拠点に防水工事を行っております。

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